需要曲線とNet CONEの再算定:容量価格の大幅上昇の兆し

「第70回容量市場の在り方等に関する検討会 」の容量市場の需要曲線の算定について(NetCONEの扱い)

2025年12月18日(木曜日)に電力広域的運営推進機関で第70回 容量市場の在り方等に関する検討会が開催されました。
議題としては以下の3つが議論されました。

  • 容量市場の2025年度包括的検証について(Call for Evidence集計結果報告〈前半〉)
  • 容量市場の需要曲線の算定について(NetCONEの扱い)
  • 実需給2024年度の年次精算について

本記事では、容量市場の需要曲線の算定について(NetCONEの扱い)に関して検討内容をまとめました。

容量市場の指標価格となる「Net CONE(新規参入電源の純費用)」の大幅な見直し案が示されました 。

アグリゲーター・系統蓄電池オーナーへのインパクト

  • 指標価格の大幅増: 最新の発電コスト検証に基づくと、現行の約1.01万円/kWから約2.05万円/kWへと、Net CONEが倍増する仮算定結果が示されました。
  • 上限価格の上昇: これに伴い、需要曲線の上限価格は約1.5万円から約3万円/kW程度まで引き上がる可能性があります。
  • エリアプライスの高騰: 2024年度オークションでは東京・東北などのエリアで供給信頼度が未達成となり、価格が高騰しています 。

今後の対策

入札戦略の再考: 指標価格の上昇は、コストの高い蓄電池や複雑なDRリソースにとって、落札の可能性と収益性が高まるポジティブなニュースです。2025年度以降のメインオークションに向けた応札単価の設定を慎重に検討する必要があります。

エナジーアグリラボの分析・コメント

Net CONEが2万円台に乗ることは、アグリゲーションビジネスのゲームチェンジャーとなります。これまでの『火力維持のための容量市場』から、コスト競争力を持つ『蓄電池やDRが主役の市場』へと構造が変わるシグナルです。特に不足が顕著な東日本エリアでのリソース確保は、極めて高い価値を生むことになるでしょう。」

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