【独自分析】2025年度容量市場リソース数ランキングから読み解く、アグリゲーター勢力図の激変

日本の電力システムが大きな転換点を迎える中、アグリゲーションビジネスの最前線では何が起きているのでしょうか。

先日公開された2025年度容量市場の結果から、「アグリゲーターが制御するリソース数(10件以上)」を抽出し、グラフ化しました。ここから見えてきたのは、旧来の電力市場の常識を覆す、新たなプレイヤーたちの台頭です。

📊 データから見える3つの重要ポイント

1. 揺るがない旧一電の基盤

グラフ上位を占めるのは、関西電力、東北電力、北陸電力といった旧一般電気事業者です。彼らが長年培ってきた膨大な発電資産と顧客基盤は、容量市場においても圧倒的な存在感を放っています。

2. 新興アグリゲーターの「数」による挑戦

最も注目すべきは、デジタルグリッドを筆頭に、E-Flow、RE100電力、エネルエックス・ジャパンといった新興・独立系アグリゲーターが上位に食い込んでいる点です。 彼らは大規模な発電所を持たずとも、VPP(仮想発電所)技術を駆使して太陽光や蓄電池などの分散リソースを多数束ね、旧一電に肉薄する「リソース数」を確保しています。

3. 「kW」ではなく「件数」が語る未来

このグラフは容量(kW)ではなく「件数」のランキングです。これは、日本の電力システムが大規模集中型から、無数の分散型リソースを活用する形へとシフトしている現状を端的に表しています。

💡 エナジーアグリラボの視点

この結果は、「アグリゲーション能力(技術力)」が電力市場における強力な武器になったことを証明しています。

これからの電力市場は、巨大な発電所を持つプレイヤーと、高度な技術で分散リソースを操るプレイヤーが入り乱れる、より複雑でダイナミックな競争の時代へと突入します。アグリゲーターの真価が問われるのは、まさにこれからです。

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